寿命の見極め方、劣化の原因、長持ちさせる方法、覚えておきたいスマホのバッテリーの豆知識
今や我々の生活に欠かせないものとなったスマホ。格安スマホといった1万円台の端末も存在するが、日本でシェア率1位のiPhoneは約10万円と決して安い買い物ではない。であれば、できるだけ長く使いたいものなのだが、そこで問題になってくるのがバッテリーの寿命だろう。今回は、なぜスマホのバッテリーが劣化してしまうのか解説し、おすすめの大容量バッテリー搭載スマホを紹介していこう。
バッテリーの寿命ってどういう状態?
まず、スマホのバッテリーが寿命を迎えるとどういった症状が出てくるのかを解説していこう。最近スマホの調子が悪いなと感じている人は、バッテリーの寿命の可能性があるので、自身のスマホの状態とあてはまらないか確認しながら読んでいただきたい。
100%まで充電できない!?
充電にやたら時間がかかったり、100%まで充電できなかったりという症状が起きているスマホは、バッテリーの寿命が来ているかもしれない。また、充電はできても、購入時に比べるとバッテリーの減り方が異常に早い場合も同様に、バッテリーの劣化が原因と考えられる。
突然電源が落ちる
バッテリーの寿命が近づくと、スマホが勝手にシャットダウンや再起動を繰り返してしまう場合がある。これもバッテリーの寿命が原因である可能性が高いといえるだろう。
バッテリーが劣化する原因とは!?
ではなぜスマホのバッテリーが劣化し、寿命を迎えてしまうのかを解説していこう。バッテリーではなく、スマホの寿命自体が原因の場合もあるが、今回は割愛させていただき、あくまでバッテリーの話をしていく。
充電のしすぎはバッテリーに毒!?
寝るときにスマホを充電器につなげておくと、朝起きた時に100%まで充電できていて便利なのだが、これが実はバッテリーにダメージを与えているのをご存じだろうか。100%になった状態で充電器につなげっぱなしにしていると、「過充電」という状態になり、バッテリーが熱で変化してしまう。これにより電池持ちは悪くなってしまうのだ。
電池切れを放置するのも良くない
逆に電池が0%の状態で充電しないでおくと、「過放電」という状態になり、バッテリーの内部にある電極が傷んでしまうと考えられている。100%でも0%でも、長時間放っておくのがスマホにとって毒なのだ。なんとも扱いづらいと感じてしまう人もいるかもしれないが、スマホとはそれほどの精密機器なのだと思い出していただきたい。
熱はバッテリーの天敵
スマホのバッテリーにとって、最も良くないともいわれるのが、高温の環境での使用や放置だ。バッテリーの最適温は16度から22度ともいわれており、真夏日の炎天下の下での利用などはバッテリーにダメージを与えてしまうだろう。
充電しながらの使用は膨張の危険
やってしまいがちなのが、スマホを充電器につなげたまま使用してしまうこと。充電と放電を同時に行うと、バッテリーにかなりの負担がかかってしまい、バッテリーは熱を帯びる。充電中にスマホをいじっている時に、本体が熱くなった経験をした人もいるのではないだろうか。これもバッテリーにダメージを与えてしまうため、避けるべきだろう。
バッテリーを長持ちさせるための裏技
では、バッテリーを長持ちさせるには一体どうするべきなのだろうか。ここからはバッテリーの劣化を極力抑えるための方法を教えていこう。
充電のタイミングば計画的に
スマホの充電は、何度も繰り返し行うとバッテリーに負荷を与える。さらに、100%の状態でも、0%の状態でも放置するのは良くないので、自分がスマホを触らないかつほったらかしすぎない適度な時間を見極めて充電しよう。
起きている間はスマホが手元にないと不安、という人も最近増えているが、バッテリーのために一旦我慢。一度スマホを置いて数時間のんびり過ごすのも、かえってリフレッシュになるかもしれない。
高温環境下での使用は避ける
夏場などはなかなか難しいのだが、やはり炎天下での使用は控えるべきだろう。熱はバッテリーに多大なダメージを与えるので、涼しい場所での使用をおすすめする。
また、スマホケースの中には熱のこもりやすい形状をしているものもあるので、夏場はケースを外して使用するなどの対策も有効だろう。
不要なアプリを削除する
スマホは、その処理が重くなるとバッテリーを酷使し、発熱してしまう。そのため、バックグラウンドで動作している不要なアプリを削除すると、スマホの容量が軽くなり、結果としてバッテリーへの負担も抑えられるのだ。
バッテリーの劣化が耐えられない人は大容量バッテリー搭載のスマホを購入しよう
どれだけ丁寧に使用していても、いずれバッテリーは劣化し寿命を迎えてしまう。それが嫌だという人は、そもそものバッテリーサイズが大きいスマホを購入するといいだろう。
おすすめの大容量バッテリー搭載スマホ【ASUS ZenFoneMaxPro(M2)】
大容量バッテリーを搭載したスマホでおすすめなのが、台湾のメーカー「ASUS」が発売している「ZenFoneMaxPro(M2)」だ。3万円台のミドルレンジスマホなのだが、RAM6GM/ROM64GMの高処理能力に加え、5000mAhのバッテリーを搭載した。VoLTE環境で連続通話時間が約1860分、連続待ち受け時間が約840時間を記録しているまさに大容量のバッテリーだ。
【参照】ASUS公式 ZenFoneMaxPro(M2)
※データは2020年2月下旬時点での編集部調べ。
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